フレットの研磨
Musicnomad FRINE Fret Polish でフレットを磨いた。 輝きが戻って気持ちがいいし、チョーキングの感触が良くなった (特にギター)。
マスキングテープで指板を保護する工程が手間だ。 指板を守るためのアイテム (Musicnomad なら GRIP Guards) もあるけれど、フレットの切断面まで磨く場合は結局マスキングテープを使うことになるだろう。
面倒だが、効果を実感してしまったので定期的にやろうと思う。 面倒だけど。
注油
Musicnomad TUNE-IT をナットとサドル、リテイナーに塗った。 効果は全くわからないが、大した手間ではないので今後もやろうと思う。
指板のケア
Howard の Orange Oil で拭き上げた。 ギターを始めた頃から愛用している。
指板への影響はわからないが、色艶が良くなるので行っている。
弦交換 (ベース)
D'Addario の XTB50105 (50-70-85-105) に張り替えた。
String | Diameter (Δ) | Tension (Δ) |
---|---|---|
G: 1st | .050 = 1.27mm (+0.13mm) | 22.32kg (+4.05kg) |
D: 2nd | .070 = 1.78mm (+0.13mm) | 23.91kg (+2.57kg) |
A: 3rd | .085 = 2.16mm | 20.22kg |
E: 4th | .105 = 2.67mm | 16.76kg |
前回交換してから2ヶ月も経っていないし、弦はまだまだ生きていたけれど、1,2 弦を太くしたい気持ちが抑えられなかった。 もったいない気もしたけれど、交換して本当に良かった。 弦毎のテンション、響き、音量のばらつきが小さくなってとても良い感じ。
弾きやすさについて
今までは 1,2 弦側と 3,4 弦側の違いを強く意識していた。 音量に差があるため 1,2 弦は強めに弾きたいところだが、強く弾くと弦が暴れてしまう。 また右手の感触が 3,4 弦と大きく異なるため、特に 2 弦 3 弦を行き来するようなフレーズではタッチの差を強く意識させられていた。
今回の交換でそうした弦毎の差がかなり小さくなった。 音量差が縮まったためそれほど強く弾く必要がなくなったし、強く弾いたとしても暴れない。 右手のタッチの差も意識させられることはなくなった。
タッピングもスラップもしやすくなった (プルの力加減が変わったので要練習)。
音色について
前回交換したときに感じたうるさい高音はなく、むしろ一枚膜があるように聴こえる。 あたたかすぎるというか、Jベースらしいギンとした高音が失われたように聴こえたのだ。 音が太くなることは想定していたがここまでとは思わなかった。 失敗したかと思ったが high を上げたら "らしい" 音が出せて一安心。
アンプ (シミュレータ) の設定を見直しながら、EQ の high (と hi-mid) の意味が変わったと感じた。 今まで EQ の low をいじるときはすべての弦の低音を操作している感覚で、high をいじるときは専ら 1,2 弦のギラつきを操作する感覚だった。 もともとギラギラした音があまり好きではなくて high は絞りこそすれ上げることは殆どなかったのだが、もとのギラつきがなくなって high を上げれるようになったことで「high を上げた 3,4 弦の音」が得られるようになった。
極端な高音が減ったことで全体のトーンの幅が逆に増えたという印象。
あくまで好みの話だろうし、出したい音次第だとは思うけれど、私にとっては好ましい変化だった。
その他 思うこと
有名なプレイヤーにも細いゲージを愛用している人は少なくない。 私が極端だと感じるギラッとした高音が似合う曲、プレースタイルもあるだろう。 今後もしそういう音が欲しくなったときには、全体のバランスを崩さないようすべての弦を細くしたい。 45-65-85-105 は、広く使われているようだが、今の私には中途半端なものに思える。 弦毎の差はテクニックでカバーできるだろうし、太い弦による低音と細い弦による高音の両方が求められる場面もあるのかもしれないけれど、それでも。
(追記: ) 先日買った本の著者 J. Gwizdala 氏はこの動画で、5 弦ベースに 30-45-65-85-105 のステンレススチール弦を張っていると語っていて (チューニングは High-C, G, D, A, E)、厚い低音とメロディックな高音が実現できると説明している。 なるほど、私が中途半端に感じたセッティングは、私が思うよりも有用なのかもしれない。
また、5 弦ベースには low B を足すものとばかり思い込んでいたので、このチューニングには驚いた。
弦交換 (ギター)
D'Addario の XTE1046 に張り替えた。
String | Diameter | Tension |
---|---|---|
E: 1st | .0.10 = 0.25mm | 7.36kg |
B: 2nd | .0.13 = 0.33mm | 6.98kg |
G: 3rd | .0.17 = 0.43mm | 7.52kg |
D: 4th | .0.26 = 0.66mm | 8.34kg |
A: 5th | .0.36 = 0.91mm | 8.64kg |
E: 6th | .0.46 = 1.17mm | 7.67kg |
輪郭のはっきりした好みな音で満足している。 長く保ってくれると良いのだが。
イントネーションの調整
初めて自分でやった。 下の動画が参考になった。
12 フレットを押さえたときの音が、12 フレットのハーモニクスと一致するように調整する。
ハーモニクスに対して、12 フレットの音が:
- 低い場合 → 弦長が短くなるように調整する
- 高い場合 → 弦長が長くなるように調整する